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「シリアルアントレプレナーに負けないくらいの強い会社を作ろう!」が基本コンセプト

「なぜそう思うのか」を論理的に発信するには訓練が必要

あるWebデザインについて、なぜ使いやすいと思うのか、なぜダサいと思うのか。こういう抽象的・感覚的な話について、「なぜそう思うのか」を論理的な言葉で発信するのはとても難しいです。これはWebデザインに限った話ではなく、プロダクト開発全般、コンセプトメイキング、事業戦略、チームマネジメント、ブランディングなど、100%の正解が無い業務全般に言える話でもあります。

「なぜそう思うのか」を論理的な言葉で発信するのは非常に重要です。論理に裏付けされていない思考には一貫性が無く、共感しにくいからです。一貫性の無いWebデザイン、一貫性の無い事業戦略、一貫性の無いブランディングは必ず矛盾やほころびを生み出します。最初は小さな矛盾から始まったものであっても、やがて大きなボトルネックとなって顕在化します。それを防ぐためにも、感覚的な話ほど論理に落としこむのは重要なのです。

どうやって発信するかを考える過程で、思考を整理したり深めたりすることができます。直接的な利害関係の無い第三者にそれを発信するのはさらに重要です。そこから多様なフィードバックを得ることで、さらに気付きを得て思考を深めたり、広げたりすることが可能になります。

 

なぜ優れたクリエイターは自分の思考を論理的な言葉で発信できるのか

 

例えばこれ。
よくわかるマテリアルデザインの設計コンセプト | fladdict

とても優れた記事です。マテリアルデザインの概念について、なんとなく分かるような分からないような・・・と感じていた人も、この記事を読めばスムーズに頭に入ってきます。

あとこれも。
デザイナーはなぜMS Pゴシックを使わないのか? - エディトリアルデザイナーに聞いてみた | マイナビニュース

すごいですよね。内容についてもなるほどなぁとうなずかされます。MS Pゴシックについて「ダサいから使わない」「一般的じゃないから使わない」までは言語化できても、その先をここまで言語化できる人って、現役デザイナーであってもそう多くは無いのではないでしょうか。

まず「なぜそう思うのか」をうまく説明できる人は、基本的には膨大な量のインプットをしていることが多いです。本をたくさん読んだり、いろんな人と話をしたりする中で、自分の感覚をうまく言語化してくれるような情報を日々探しています。

次に、こういう発信ができる人たちは、そもそも論理は対立したり多様であったりして、それをぶつけ合う中で成熟するものだ、ということを理解しています。そしてそれを恐れません。

これにより、

恐れず発信する→フィードバックを得る→そこからさらに掘り下げたり広げたりする→恐れず発信する

という好循環が生み出されます。ただし、それは継続的な訓練によって身に付くものであって、いきなりできるようにはなりません。

 

小さく初めて継続しよう

 

自分の感覚や主張が合っているのかが分からないと、反対意見がちょっと怖いですよね。現時点での思考の浅さに悩んでいるような段階ならなおさらです。

怖さを解消する一番簡単なステップは、まず小さく初めてみることです。社内の同レベルの人たちで集まって共通のテーマに沿って議論や発表をしてみるというのもいいですし、「あの人はなぜ面白いのか」のように仕事と直接関係が無いことをテーマにして発信して、いろんな意見を集めてみるのもいいかもしれません。

怖さに慣れてきたら、人を増やしてみたり、専門的な人たちが集まる場所に出向いてみたりするなどして少しずつハードルを上げていきましょう。ブログ、SNS、Slideshare、勉強会での発表など、発信する手段はたくさんあります。自分に適したものを選びましょう。

これは訓練であり、大切なのはこの訓練を継続し発展させていくことです。その意味でも、まずは好きなことや興味があることについて発信するのが良いかと思います。