STARTUP DESIGN

「シリアルアントレプレナーに負けないくらいの強い会社を作ろう!」が基本コンセプト

共同創業者候補をどうやってチームに引き込むか

良いアイデアが思いついて、本気で事を成そうと思ったら、アイデアを形にできるチームを早期に作る必要があります。

ひとりだと優先順位付けがめちゃくちゃになりやすく、得意なことや今やるべきことに自分の仕事をフォーカスできないですし、その状況下でも誰にも責任を負わなくてもそれで済んでしまいます。結果として「まぁしょうがないか」という感じで、いつの間にか起業そのものがずるずる後回しになりがちです。

共同創業者を迎え入れることはチーム力を引き上げるという分かりやすいメリットだけでなく、自分以外の誰かに対してコミットメントという形で責任を果たすことで、状況を前進させやすくなるということにも繋がります。

 

共同創業者にどんな人を選ぶと良いのか

 

リソースが限られている初期のフェーズにおいては、自分でできることは自分で巻き取るべきだと考えます。その点で共同創業者の関係性として、「長所と短所が互いに補完関係にあること」はとても重要です。

得意分野が同じ人を仲間に引き込むのは、経営に集中するために現場の業務を自分から切り離す必要が出てきた場合など、もう少し後でも良いでしょう。

それ以外の要素として、少なくとも以下の3つが満たされていることをお互いに確認し合いましょう。投資家選びと同じで、この段階で違和感があるような相手なら組まない方が良いです。

  • ビジョンが一致していること
  • 実行力がある人
  • 自分より明らかに優秀だと思える要素があること
  • 人物的に尊敬でき、人を巻き込む魅力があること


初期にこれらが備わっているチームであれば、会社をステップアップさせていく過程で、今以上に優秀で多様な人材を呼び込むこともできるようになります。

 

なぜあの人は共同創業者になってくれないのか

 

よくある例えですが、『共同創業者選び』と『結婚』はとてもよく似ています。共同創業者が見つからない理由というのはシンプルで、あなたという人物が相手に響いていないからです。

事業アイデアがピンと来ない、うまく行かなそうな気がするという理由で断られるというケースもありますが、ゼロから一緒になって事業を考えて、それで成功するチームだっているわけですから、実はこれは些細な話だったりします。

あなたの魅力が無いわけでなく、伝わっていないだけというケースももちろんあるので、そこで自信を無くす必要はありません。むしろ、自分がどんな世の中を作りたいのか、どんな企業文化にしていきたいのか、共同創業者候補をどのようにワクワクさせることができるのかということを徹底的に考え、それらを自信を持って語り尽す必要があります。

いざ起業しようと思った時に、パッと共同創業者候補が出てこないというのはとてもまずい状況です。

勉強会やイベントなどで知り合った人を誘うにしても、誘われる立場からすると、まだよく分かっていない人から「あなたが気に入ったので、私と一緒に起業してくれませんか?」と言われるのは、「今日初めてお会いして一目惚れしたので、結婚してもらえませんか?」と言われるのと同じくらい理解できない話です。

まず相手を理解する時間と、あなたという人物をよく知ってもらう時間が必要で、そのためにも普段の仕事の中で人との関わりをある程度深いレベルで持っておく必要があります。

ちなみに共同創業者になるような人とは、金銭面のインセンティブやフルコミット前のお互いの時間の使い方について、互いを尊重して誠意を持って話し合う必要はあります。ただしどれだけ能力的に秀でていようと、事業の話そっちのけでそのことばかり気にしてくるような人は巻き込まない方が良いです。遅かれ早かれ破綻することになります。

 

まとめ

 

例えばエンジニアであればプロトタイプを作る所まではひとりでできることでしょう。

しかし、それを世の中に売り込んだり、資金調達をしたり、新しく優秀な人材を採用したりというのは、エンジニアリングとは違うスキルになります。

これらは全て誰かしらの人を巻き込む仕事で、人を巻き込めないチームは決して強くならないですし、そういうチームが運営する事業が成長することもありません。後々の事業の飛躍を考えると、優秀な人材を共同創業者として巻き込むという試練はぜひクリアしておきたいところです。

相手にとって魅力的だと思えるビジョンを提示し、あなたに賭けてみたい!と思ってもらえるような関係性を丁寧に構築していく所から始めましょう。